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台湾先住民歌手チェン・ジエンニエン、歌声で被災者癒やす 南相馬市のイベントに出演

  • 日付:2019-11-03
台湾先住民歌手チェン・ジエンニエン、歌声で被災者癒やす 南相馬市のイベントに出演

来年の東京五輪・パラリンピックに向け、台湾との相互交流を図るホストタウン事業に取り組む福島県南相馬市で11月3日、台日文化交流イベントが開かれました。台湾原住民(先住民)プユマ族出身歌手のチェン・ジエンニエン(陳建年)さんや吉本興業所属の芸人らが出演し、日本と台湾の懸け橋としてイベントを盛り上げました。


イベントはアジアに日本のコンテンツを発信するMCIPホールディングスと吉本興業が開催。文化部(文化省)と台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが協力しました。地元商工会議所や商店連合会などでつくる実行委員会主催の催し「あきいち2019」の中で行われました。


文化部によると、台湾原住民をテーマに日本の地方都市と深い交流を行うのは3度目となります。昨年10月にはホストタウンの茨城県笠間市でブヌン族のサンプーイ(桑布伊)さんが、今年8月には青森県弘前市でアミ族のチャーロウ・バスワリ(査労巴西瓦里)さんが交流イベントに出演し、歌声を披露しました。


会場では陳さんがライブパフォーマンスを披露し、南相馬市の人々を歌声で癒やしました。メインMCは元福島県住みます芸人の市川こいくちさん、サブMCは台湾住みます芸人として活躍する漫才ボンボンの太田拓郎さんが担当しました。また、台湾をはじめとする中華圏のポップスに詳しい音楽評論家の関谷元子さんが台湾コーナーのナビゲーターを務めました。


南相馬市は、内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局が支援する復興「ありがとう」ホストタウン事業を推進しており、台湾とは野球競技を通じた交流を行っています。