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謝長廷駐日代表、「戒厳令の解除30年-愛・恋・台湾撮影展」出席

  • 日付:2018-10-19
謝長廷駐日代表、「戒厳令の解除30年-愛・恋・台湾撮影展」出席

台北駐日経済文化代表処(駐日代表所処)の謝長廷・代表が84日、東京虎ノ門の駐日代表処台湾文化センターで開催された写真展「戒厳令の解除30年-愛・恋・台湾撮影展~台湾民主化運動の軌跡~」の開幕式典に出席しました。謝代表はあいさつで、「台湾の民主化は世界的な成功例であり、高く評価されています。この写真展では、台湾の民主主義、自由、人権の発展の成果が表現されており、展示写真を通して、日本の皆さんに台湾の人々が経験してきた歴史を理解していただけると期待しています」と述べました。

 

この写真展は、台湾東部の宜蘭出身の写真家・宋隆泉氏が、カメラで記録した台湾の民主化運動の写真作品を展示しています。1980年代に撮影されたものが中心で、テーマは「民主行動」と「大地の歌」。台湾が権威主義体制から民主化へ、閉鎖社会から解放社会へ、劇的に転換した年代を紹介しています。宋隆泉氏はファインダーを通して、台湾の土地と人々を見つめ、社会と時代の変化を記録し、台湾人の歴史の記憶を残しています。開幕式典には、芸術家の王志文氏らも自らお祝いに駆け付けました。このほか、陳菊・総統府秘書長、頼清徳・行政院長、葉菊蘭・台湾観光協会会長らも、花を贈って祝意を伝えています。

 

宋隆泉氏はあいさつで、「30年前の作品が日本で展示できることを大変うれしく思います。人の記憶は徐々にあいまいになっていくものの、残された写真は非常に鮮明で、こうした写真を丹念に見直すことで、台湾の歴史を改めて確認できます」と述べています。この写真展は、台湾文化センターで925日まで開かれ、10月からは石川県金沢市で開催されます。