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台湾文化センターで台湾文学翻訳家・天野健太郎氏を偲ぶ会

  • 日付:2019-02-01
台湾文化センターで台湾文学翻訳家・天野健太郎氏を偲ぶ会

東京虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで1月13日、台湾文学翻訳家の天野健太郎氏を偲ぶ会が開かれました。参加者全員で黙とうを捧げた後、同センターの朱文清センター長が、2015年の台湾文化センター設立以来、天野氏には3年半にわたって「台湾カルチャーミーティング」の講師を務めていただき、大変人気だったと説明。天野氏の台日文学における交流促進への貢献に心からの敬意を表すると述べました。


偲ぶ会では、天野氏の台湾文化センターでの様々な活動をスライドで紹介。その後、台湾文学を専門とする大妻女子大の赤松美和子准教授が、「台湾文学と天野健太郎」と題した講演を行いました。赤松准教授は天野氏について、台湾人が描き、台湾人が読む書籍により、「台湾人の観点から見た台湾」を日本人に紹介したとし、台湾文学を外国文学の一分野に押し上げた功労者だと述べました。

 

昨年11月、病気のためこの世を去った天野氏の翻訳作品には、龍應台『台湾海峡一九四九』や、ジミー・リャオ『星空』、呉明益『歩道橋の魔術師』など、数々の台湾の有名文学作品があります。