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台湾先住民文学展、アイルランドで初開催

  • 日付:2024-04-11
台湾先住民文学展、アイルランドで初開催

アイルランドのダブリン大学トリニティ・カレッジと国立台湾文学館、駐アイルランド台北代表処(大使館に相当)の共催による特別展「用筆来唱歌―聴台湾原住民的天籟之音(Sing with a Pen—the Heavenly Voice of Taiwan’s Indigenous Literature)」が4月10日、同大学の文学・文化翻訳センター(Trinity Centre for Literary and Cultural Translation)で開幕しました。開幕式には、アイルランドの上院議員Gerry Horkan氏、文学・文化翻訳センターのディレクターであるJames Hadley氏、同マネジャーのEithne Bowen氏、駐アイルランド台北代表処の楊子葆代表(大使に相当)らが出席しました。会期は4月30日までです。

 

Gerry Horkan氏はこの展覧会について、アイルランドでは初の台湾原住民(先住民)文学展だと紹介。アイルランドの皆さんが、台湾の多様な文化を知る助けになるとし、双方による、より踏み込んだ文化的な対話が始まることを期待すると述べました。

 

また、James Hadley氏は、台湾原住民文学展は、アイルランドが台湾文学を知るための重要なピースだと指摘。ダブリン大学トリニティ・カレッジでは既に、台湾の中国語、台湾語、客家語の文学作品を紹介してきているとして、原住民文学展が開催されることで、アイルランドにおける台湾文学の輪郭がほぼ整うと述べました。

 

さらに、James Hadley氏は、ダブリン大学トリニティ・カレッジが、国立台湾文学館と具体的な協力について話し合いを行っており、近く正式に協力協定を結ぶと発表しました。