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台湾の潜在的な世界遺産

台湾の潜在的な世界遺産

「世界遺産」とは国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によってリストに登録された「顕著な普遍的価値」を持つ遺跡、建築物群、記念物、自然環境などを指します。1972年11月に国連のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)の基本理念は、世界遺産を世界遺産リストに登録し、「顕著な普遍的価値」を有する自然遺産及び文化遺産を破壊の脅威から保護するとともに、世界各国に対してその重要性を呼びかけることで、国際的に協調、協力して世界遺産の保護を推進していくものです。


2002年、当時の行政院文化建設委員会(現・文化部)は国内の専門家、県・市政府及び地方の文化・歴史調査を行っている機関に、台湾の「世界遺産」になりうる潜在力を持つ台湾の候補地の推薦を依頼し、11カ所の台湾の「潜在的な世界遺産」を11カ所選出しました(太魯閣国家公園、棲蘭山ヒノキ林、卑南遺跡及び都蘭山、阿里山森林鉄道、金門島及び烈嶼、大屯山火山群、蘭嶼集落及び自然景観、淡水紅毛城及び周辺の歴史建築群、金瓜石集落、澎湖玄武岩自然保護区、台湾鉄道旧山線)。また同年末には国際記念物遺跡会議(ICOMOS/イコモス)の西村幸夫副会長(現・日本イコモス国内委員会委員長)、日本イコモスの杉尾伸太郎副委員長(当時)、オーストラリアの建築士ブルース・ペットマン氏などに台湾での現地調査を依頼し、玉山国家公園が候補地として追加され、2003年には12カ所の台湾の潜在的な世界遺産が正式に公表されたほか、その後も数カ所が追加されています。


2014年までに台湾の潜在的世界遺産は以下の18カ所となっています。「馬祖戦地文化」、「淡水紅毛城及び周辺の歴史建築群」、「楽生療養院」、「桃園台地のヒ塘」、「台湾鉄道旧山線」、「阿里山森林鉄道」、「鳥山頭ダム及び嘉南大シュウ」、「澎湖玄武岩自然保護区」、「澎湖石滬(シーフー)」、「金門戦地文化」、「大屯火山群」、「水ナン洞・金瓜石・九フン鉱業遺跡」、「棲蘭山ヒノキ林」、「太魯閣国家公園」、「玉山国家公園」、「卑南遺跡及び都蘭山」、「パイワン族及びルカイ族の石板屋集落」、「蘭嶼集落及び自然景観」。


リンク: https://twh.boch.gov.tw/taiwan/index.aspx?lang=zh_tw