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業務概要

一、県市と民間による共同のまちづくり推進への助言支援を行います。若者と退職シニア世代による協力連携を後押しし、地域が主体的に持続可能な開発を行うことを促進。地域組織の運営活性化や、デジタル・ITの活用、分野を超えたリソースとの連携で、地域固有の知の活用を拡大し、地域の共同学習体験ができる環境をつくります。住民による公共問題や草の根のアート活動への積極参加を呼び込み、また、市民社会を構築して、文化的権利を確実なものとし、多様な文化的価値を育てます。

二、博物館業務は博物館に関する法規や政策の策定とその推進です。また、博物館運営における助言支援や奨励・助成、評価の実施。博物館人材の育成と専門性の向上、国際交流や協力を行います。

三、文化施設業務は文化施設の建設やリノベーション計画の企画と推進です。また、地方文化館と近隣の建物群や社会のリソースを取りまとめ、助言支援、奨励・助成、人材育成などを行います。

四、台北機廠鉄道博物館の責務は「国家鉄道博物館の全体的な発展の青写真」を描き出すことです。文化財修復、収蔵研究、展示教育、公共サービスという四つの主な発展の方向性を取りまとめ、「環境再生」「文化再現」「博物館建設」の三つのフェーズで建設計画を完了し、台湾の鉄道文化財を持続的に保存、活用します。

五、私有の老朽建物保存再生計画は、民間の自発的な文化ガバナンスの力を取り込み、潜在的な文化財である私有の古い建築物を保存することを目的としています。時間と引き換えに新たな思考を得るように、未来の文化財としての機会を確保します。また、古い建物とその技術的価値を取り戻す社会をつくります。都市や地域の特色を残して個性を発展させ、国家の文化的自立性を築き上げます。

コア業務

一、「社区営造および村落文化発展計画(2022~27年)」

中央と県市の政府や役所のまちづくり交流会議を開催し、民間組織が定期的に開催する地域型まちづくりフォーラムへの補助を行います。また、若者による村落文化行動計画を推進し、世代間での協力や共好(共同で仕事をすること)の提案に対する奨励助成計画を推し進めます。地域的なまちづくり講座の開設、市民参画と市民参加型予算の推進、地域ポータルサイト「台湾社区通」の最適化を進めます。民間組織が地域を超えた多様な課題に関心を持って取り組み、各レベルの教育機関や地域の生涯学習機関である社区大学、民間組織の連携で、多様な権利平等に関する授業案や絵本を開発することを奨励。地域住民が主体的にまちづくりを行う「雇工購料」というモデルを通して、民間組織が公共の場の整備や改善を行うことを補助します。原住民(先住民)村落文化発展計画を推進し、多様な文化を広めます。オンラインのデジタルプラットフォームを構築してマイクロツーリズムの推進を支援し、地元産業を盛り上げます。社区営造亮点計画の事例選定と表彰を行い、企業によるまちづくり活動拡大を奨励。また、まちづくりに功績のあった企業の選定と表彰を行います。民間による国内外でのまちづくり交流や、地方政府と民間組織の連携によるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを奨励。イノベーション実験計画を提案します。


二、博物館の専門業務と環境整備:

博物館のサポートや人材育成、マーケティングなどを推進し、我国の博物館事業発展の基盤を整えて、各博物館の本来持つ特色が社会と共に前進し、台湾が名実ともなう博物館の島となるよう期待しています。さらには、国際的な博物館組織との交流協力を推進し、国際参加を強化して、台湾の国際的注目度と影響力を高めます。

三、博物館と地方文化館の発展計画:

各施設をそれぞれサポートする戦略を通して、地方の文化資源をとりまとめ、地元の連携を強化して、地方と深く関わり、地域を越えた付加価値戦略で、総合的な協力プラットフォームを発展させ、資源の統合を進めます。また、新たな建物は建築せず、以前からある建物や既存の建築物スペースをリノベーションして利用し、展示や上演コンテンツの充実により、地元の住民やグループの力を結び付け、地方と民間の活力を引き出すことで、地域の求めに合った良質で、住民に寄り添った地方の文化環境を発展させます。

四、私有の老朽建物保存再生計画:

民間の個人所有の老朽建物を対象とします。1971年以前に完成し、歴史や文化、芸術性を備え、保存、再生の価値のある建物の修繕に補助を行います。

国際交流

一、経験豊富で優秀なまちづくりグループの国際活動参加推薦と交流訪問計画:

政府が1994年、まちづくり政策「社区総体営造政策」を打ち出してから今までに、経験豊富で優秀なまちづくりグループが数多く育成され、地方でかがやき、大きな力を発揮しています。こうしたエネルギーを世界に広げるため、台湾のまちづくり経験を海外にアピールします。それに向けて、国際的な会議やフォーラム(例えばSocial Enterprise World Forumなど)への参加に、地域(個人を含む)を積極的に推薦します。また、現在の政府政策に沿って、交流訪問団や学習グループを企画し、海外の友人と台湾のまちづくりや、地方文化の成果を共有するとともに、県市で中心的に業務を担う人員や関連業務を行う第一線のカルチャーワーカーを育成します。


二、博物館交流
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施設や関連コミュニティが国際的な専門組織や会議に参加したり、博物館見本市や巡回展を開催したりすることに補助を行います。これにより、海外(あるいは中国)と連携し、台湾の文化コンテンツや特色を盛り上げ、また、台湾と世界各国共通の文化テーマをつなぎ合わせ、平等互恵の協力と交流関係を構築し、我が国の博物館の知名度を向上させ、博物館の専門的業務を具体的に発信します。また、博物館の企画による国際巡回展をはじめとして、国際協力の現地化と、現地文化の国際化を促進します。