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台日漫画家の色紙、被災地の岩手県大槌町に 「漫画の絆」つなぐ

  • 日付:2023-04-09
台日漫画家の色紙、被災地の岩手県大槌町に 「漫画の絆」つなぐ

台湾と日本の漫画家が描いた感謝の色紙を巡回展示する「漫画の絆 台日色紙展」が4月8日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町で始まりました。開会式に出席した台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は、台日間で「善の循環」が受け継がれていくことに期待を寄せました。

展示された色紙は日本人漫画家が描いた108枚と台湾人漫画家による120枚の合計228枚です。東日本大震災から10年の節目を迎えた2021年、震災当時に台湾から寄せられた支援への感謝の思いを込めて日本人漫画家が描き下ろした色紙が台湾で展示され、翌22年には、台湾の漫画家120人が日本から贈られた新型コロナウイルスワクチンへの感謝の思いを込めた色紙が台湾で展示されていました。

色紙は今年日本に渡り、巡回展が開かれることになりました。1カ所目として東京都内の書店で3月9日から10日間にわたり展示が行われ、大槌町での展示は2カ所目となります。

開会式には平野公三大槌町長や台湾の漫画家の阮光民さん、声優の島田敏さん、山口由里子さんらも出席しました。

平野町長は、東日本大震災以降、日台間でさまざまな交流が続いてきたと話した上で、今回の展示はそのつながりがより強く感じられるものだとし、今後のさらなる関係強化を願いました。

同展は同町文化交流センターおしゃっちで4月16日まで開かれた後、同27日には東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで展示が始まります。