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映画「湾生回家」が日本で公開 台湾生まれの日本人描く

  • 日付:2016-11-15
映画「湾生回家」が日本で公開 台湾生まれの日本人描く

「湾生」と呼ばれる日本統治時代の台湾で生まれた日本人を描いたドキュメンタリー映画「湾生回家」の日本での公開が11月12日、始まりました。同作を単館上映した東京の岩波ホールでは同日、計4回の上映で観客動員数が600人を超え、1日の興行収入が今年最高を記録しました。


同作は昨年10月に台湾で公開され、興行収入約3000万台湾元(約1億円)のヒットを記録。同年、台湾の最も権威ある映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)のドキュメンタリー作品賞にノミネートを果たしました。今年3月の大阪アジアン映画祭では観客賞を受賞しています。


初日の初回上映は200余りの客席が満席に。台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表も駆け付け、今後映画の分野での交流を増やしていき、より多くの台日の若者に台日交流の根源を知ってもらえればとあいさつしました。


13日には台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京)でトークイベントが開催され、同作の田中実加(陳宣儒)エグゼクティブプロデューサー、湾生として出演した家倉多恵子さんや松本洽盛さんが出席。同イベントは参加受付開始直後に満員となる盛況で、約130人の映画ファンが3人の話に耳を傾けました。


同作は岩波ホールを皮切りに、日本各地で順次上映されています。