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慰安婦記念館開館=台湾初 文化相「人権が傷つけられた歴史忘れないで」

  • 日付:2012-12-20
慰安婦記念館開館=台湾初 文化相「人権が傷つけられた歴史忘れないで」

台湾初の慰安婦記念館が世界人権デーの12月10日、台北市内にオープンしました。この日の開館式には台湾の元慰安婦のほか、設置に際し補助金を出した文化部(文化省)の鄭麗君部長(大臣)も出席し、人権が傷つけられた歴史を無視したり忘れてはならないと強調しました。


「阿マ(おばあちゃん)の家 平和と女性人権館」と名付けられた記念館の設置は、台湾の元慰安婦を支援する人権団体「婦女救援基金会」が企画しました。同会の黄淑玲董事長は、同館を通じて台湾の若い世代に史実を知らせたいと語りました。


日本人観光客も多く訪れる台北市の問屋街「迪化街」にオープンした同館の館内には、元慰安婦に関する展示スペースのほか、カフェなども設けられています。展示物の説明文には中国語だけでなく、英語や日本語、韓国語も併記されているということです。


12月11日からは開館記念イベントとして、同記念館の康淑華館長や「女たちの戦争と平和資料館」(東京都)の渡辺美奈事務局長、上海師範大学「中国慰安婦問題研究センター」の蘇智良主任ら、台湾、日本、韓国、中国大陸の関係者による講演などが行われる予定です。