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劉鳳学さん死去 97歳 舞踊の創作や教育、研究に尽力

  • 日付:2023-05-18
劉鳳学さん死去 97歳 舞踊の創作や教育、研究に尽力

舞踊家の劉鳳学さんが5月17日、死去しました。97歳でした。舞踊の創作活動や教育、研究に生涯をささげました。


1925年生まれ。幼少期からクラシックバレエを学び、50年代には台湾原住民(先住民)族の舞踊にも触れ始めました。65年から66年にかけては舞踊の創作法を研究するために日本の大学院に留学し、宮内庁で唐代楽舞の研究にもいそしみました。76年には「新古典舞団」を設立し、研究や公演、舞踊芸術の教育や普及に尽力。87年に英国で、中国の古代礼儀舞踊に関する論文で博士号を取得し、台湾初の舞踊博士になりました。


97年には芸術分野で台湾の最高栄誉である「国家文芸賞」を受賞。2016年には総統府から「二等景星勲章」を授与されました。


生涯で創作したダンス作品は130本を超えます。


新古典舞団など劉さんと関わりのある4団体は同日、共同で声明を発表し、故人の希望により、告別式は行わないと明らかにしました。追悼会は実施するとしています。