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駐チェコ台北経済文化弁事処文化組が始動

  • 日付:2023-09-19
駐チェコ台北経済文化弁事処文化組が始動

史哲文化部長(文化相)は9月12日から初の欧州外遊を行いました。今回の外遊の重要行程の一つとして、「駐チェコ台北経済文化弁事処文化組」の開設に伴うプレート除幕式がありました。史哲部長は、文化組について、今年正式に設立され、中欧では唯一となる台湾の文化を推進する新たな機関だと説明。文化部(文化省)は、ここを台湾と中欧の芸術文化交流の本拠地と位置付け、チェコを中心として、中欧諸国との芸術文化の連携を放射状に、広げていきたいと述べています。

 

除幕式には、チェコのミロシュ・ビストルチル(Miloš Vystrčil)上院議長、Jiří Drahoš上院第1副議長、国立博物館のMichal Lukeš総館長、国立技術博物館のKarel Ksandr総館長、チェコ文化省国際関係・欧州連合(EU)局のPetr Hnízdo局長、チェコ大統領府文化プログラム主任のVeronika Wolf氏ら、政界や芸術・文化界の要人が出席しました。

 

史哲部長は、チェコの歴史文化や伝統は大変に豊かで、絵画や彫刻、文学、音楽といった芸術文化の分野でいずれも、非常に素晴らしい成果を上げていると指摘しました。また、台湾は地理的、歴史的な背景から、多様で深みのある文化を生み出し、独自の表現を形作っていると説明。地理的には遠いものの、両国はいずれも、民主主義と自由を追求する経験とプロセスを有しているため、多様な文化的価値を尊重するという共通点があると述べました。その上で、「多様な文化の交流が、民主主義の具体的な実践」だとし、文化組の設立により、台湾とチェコが精神的、文化的により緊密な関係を構築していくことに期待を寄せました。