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東京国際映画祭のラインアップ発表 「台湾電影ルネッサンス2023」で "台流"が日本映画界に

  • 日付:2023-10-13
ミス・シャンプー

第36回東京国際映画祭の記者会見が9月27日午後開かれ、作品ラインアップが発表されました。現在の世界の映画界の潮流を示す作品を上映する「ワールド・フォーカス部門」では、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが東京国際映画祭との共催で、特集上映「台湾電影ルネッサンス2023」を実施します。同特集では主催者により選ばれたギデンズ・コー(九把刀)監督の「ミス・シャンプー」(原題:請問、還有哪裡需要加強)、ラン・ジェンロン(藍正龍)監督の「成功補習班」(原題:成功補習班)、スー・イーシュエン(蘇奕瑄)監督 の「青春の反抗」(原題:青春並不温柔)、シャオ・ヤーチュエン(蕭雅全)監督の「Old Fox」(原題:老狐狸)の4作品を上映。台湾映画が国際舞台でその魅力を放ちます。

 

台湾文化センターは東京国際映画祭について、日本で非常に権威ある代表的な映画祭であり、国際映画界においても恒例の一大イベントだと説明。同センターは近年、映画祭側との協力を展開しており、今年は「台湾電影ルネッサンス2023」と題する特集上映を実施すると述べました。特集上映される上記4作品のほか、「ワールド・フォーカス部門」では、台湾版アカデミー賞といわれる金馬奨(ゴールデン・ホース・アワード)の最優秀新人賞の受賞経験があるリー・ホンチー(李鴻其)監督の初作品で、今年のベネチア国際映画祭で新人監督賞を受賞した「愛は銃」(原題:愛是一把槍)も上映されます。東京国際映画祭では、台湾映画のあふれんばかりの創作力とソフトパワーが示されることでしょう。

 

今年の東京国際映画祭は10月23日から11月1日の日程で、日比谷、有楽町、丸の内、銀座の映画館を会場に開催。コンペティション部門には、114カ国・地域から1942作品の応募がありました。