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第17回日本国際漫画賞の最優秀賞に台湾の作品

  • 日付:2024-01-03
第17回日本国際漫画賞の最優秀賞に台湾の作品

日本の外務省が実施する第17回日本国際漫画賞の受賞作品が2023年12月26日、発表され、台湾人漫画家、簡嘉誠さんの「青空のもと、風追う少年」が最優秀賞に輝きました。今回の同賞には世界82カ国・地域から587作品の応募がありました。

 

台湾人漫画家の作品が最優秀賞となるのは2020年の韋蘺若明さんに続き2回目。「青空のもと~」は国家発展委員会档案管理局と出版社の協力で出版された簡さんの最新作で、文化部(文化省)が重要古物(重要文化財)に指定している台湾鉄路管理局(台鉄)の資料を題材に、第2次世界大戦末期、走ることをきっかけに出会い、日本の陸上競技史に名を残すことを夢見た台湾人と日本人の少年2人の物語を描きました。

 

外務省によりますと台湾からは世界で2番目に多い69作品の応募がありました。台湾からの作品は林奕辰さんの「207番目の骨」と清水さんの「友恵の子梅屋おぼえがき」も入賞を果たしました。授賞式は24年3月に東京で行われる予定です。

 

史哲文化部長(文化相)は27日、文化部の報道資料を通じ、引き続きクリエーターと企業による台湾漫画コンテンツの制作と普及を後押しするなどして台湾漫画の発展を支援すると強調。漫画の創作環境の向上を図ると語りました。