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文化部、「北港進香」の重要無形民俗文化財指定を決定

  • 日付:2024-02-20
文化部、「北港進香」の重要無形民俗文化財指定を決定

文化部(文化省)は2月17日、「第9回民俗審議会」を開き、全会一致で「北港進香」の重要民俗(日本の重要無形民俗文化財に相当)指定を決定し、「財団法人北港朝天宮」を保存団体として認定しました。今後、「文化資産保存法」に基づき、正式に発表されます。これにより、「北港進香」は23番目の重要民俗となり、北港朝天宮は媽祖信仰文化の保存団体となります。史哲文化部長(文化相)は、既に文化部文化資産局に対して、北港朝天宮による保存作業へのより一層の協力と、台湾の媽祖信仰の恒久的な伝承を要請したと述べました。

 

「北港進香」は、台湾の民間の媽祖信仰がとても重要なものであることを示すもので、台湾の民間信仰への影響は多大。地域住民の集合的記憶とアイデンティティーを表すものでもあります。台湾中部・雲林県北港鎮にある北港朝天宮は、台湾の媽祖信仰において大変重要な進香(巡礼)の場で、朝天宮の統計によりますと、巡礼に訪れる進香団は年間3000団体以上、参拝者は数百万人に上ります。「北港進香」は信仰、文化財、工芸、観光といった社会的役割を併せ持っており、地方コミュニティーに認められてきた社会生活であり、文化的特徴にもなっています。