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国立台湾美術館と工芸研究発展センター、特別展「日月頌―顔水龍与台湾」を共催

  • 日付:2024-04-08
特別展「日月頌―顔水龍与台湾」

国立台湾美術館と国立台湾工芸研究発展センターという国レベルの施設が初めて協力し、主催する特別展「日月頌―顔水龍与台湾(An Ode to the Sun and the Moon Yen Shui Long's Formosa)」が開催中です。この展覧会は、芸術家の顔水龍氏が残した素晴らしい業績と豊かで多彩な創作人生を記念したものです。会期は6月30日まで。

 

顔水龍氏(1903~97年)は台湾の第1世代の芸術家で、その芸術家人生は幅広い国と分野を股にかけたものでした。パリのサロン・ドートンヌ(31年)で入選したほか、東京の上杜会展覧会にも参加。日本のスモカ歯磨株式会社(SMOCA)で広告デザインを担当したことがあり(32~40年)、「台湾初のプロ広告デザイナー」とも呼ばれます。42年に台湾に戻ってからは、手工芸の伝承に積極的に取り組みました。また、61年には、台中にある体育専科学校(現国立台湾体育運動大学)の体育館外壁に巨大なモザイク壁画を完成させ、当時の台湾におけるパブリックアートのランドマークになりました。今回の展覧会の目玉は、顔水龍氏の作品で、台北にあった映画館・日新戯院に設置されていた幅18メートルにもなるモザイク壁画「旭日東昇」(66年)が、台中の国立台湾美術館前に展示されることです。

 

展覧会の詳細は、国立台湾美術館の公式サイトをご覧ください。http://www.ntmofa.gov.tw