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金馬映画祭、ヤン・ヤーチェ監督「血観音」で開幕 キャストが集結

  • 日付:2017-11-01
金馬映画祭、ヤン・ヤーチェ監督「血観音」で開幕 キャストが集結

台湾最大規模の映画祭「台北ゴールデン・ホース・フィルム・フェスティバル」(金馬影展)が113日、台北市で開幕しました。オープニングを飾ったのはヤン・ヤーチェ(楊雅[吉吉])監督の最新作「血観音」です。上映前に記者会見が行われ、主演のカラ・ワイ(恵英紅)、ウー・クーシー(呉可熙)らが撮影エピソードを語りました。


同作はある事件の発生をきっかけに、政財界で手腕を発揮する一家の女性3人を巡る愛憎劇が明るみに出ていくという物語。25日に結果が発表される映画賞「金馬奨」(ゴールデン・ホース・アワード)では7部門にノミネートされています。


同作で初めて主演女優賞の候補入りを果たしたカラは、知らせを聞いた時は「とても興奮した」と喜びを明かし、「ぜひとも受賞したい」と期待を示しました。ヤン監督は、カラが表情のみで演技するシーンで、痰がからむ音まで表現していたことに触れ、「金馬奨は彼女に贈るべき。こんなに細微な音をこれほど素晴らしく演技できる人はいない」と絶賛しました。カラによると、その音を探るのに1日かかったそうです。


同映画祭は24日まで。日本映画では、北野武監督の「アウトレイジ」3部作がシークレット作品として上映されるほか、諏訪敦彦監督の作品6本の特集上映も行われます。