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台湾初 ゲームを映画化へ 戒厳令下の時代扱った「返校」

  • 日付:2017-06-28
台湾初 ゲームを映画化へ 戒厳令下の時代扱った「返校」

戒厳令下の台湾を題材にしたホラーアドベンチャーゲーム「返校」を原作にした映画の製作発表会見が6月22日、台北市内で行われました。ゲームをリメイクした映画が製作されるのは台湾では初となります。鄭麗君文化部長(文化相)は、映画化の重要な意義の一つは台湾の物語がオリジナルの文化コンテンツになることだと述べ、政府として全力で支持していく考えを示しました。


PCゲーム「返校」は戒厳令下に国民党政権によって行われていた白色テロを扱っていたことから話題を呼び、今年1月にリリース後、PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」の売り上げランキングで一時世界3位になるなど、国内外で大きな注目を集めました。


会見には鄭部長のほか、エグゼクティブプロデューサーを務めるリー・リエ(李烈)氏、シュー・ハンチャン(徐漢強)監督、ゲーム「返校」を開発したレッド・キャンドル・ゲームズ(赤燭遊戲)の創業者、姚舜庭氏らが出席し、映画化への意気込みを語りました。


リー氏によれば、映画版は人物を出発点とし、ゲームではあまり描かれていないシーンなどが加えられるということです。また、作品の主人公が16、17歳の高校生であるため、オーディションで素人の中から同年代の出演者を選ぶことも明かされました。