台湾のオリジナル漫画を集めた「第3回台湾漫画フェスティバル」が10月24日、台北市内で開幕しました。今年は「スーパーヒーロー」をテーマに、国内外の漫画家100人が描いた100種類のヒーロー像が展示されました。同フェスを主催する台北市漫画従業人員職業工会(労働組合)の頼有賢理事長は、同フェスが国際的なイベントとなり、台湾の作品が世界に送り出されることに期待を示しました。
今年のテーマについて頼氏は、台湾の漫画を海外に発信するため、世界的なヒーロー映画ブームにあやかったと説明。台湾にも国産ヒーローがいるべきだと述べ、流行を生み出せる潜在力を持った作品が誕生することを願いました。
今回は日本や米国、マレーシアなどの著作権エージェントを招いたマッチングイベントも初めて行われます。頼氏は、出版市場が縮小傾向にあり、台湾の漫画産業がその影響を受けていることを指摘し、新しい方向性としてIP(知的財産)ビジネスの創出に意欲を示しました。
同フェスは文化部(文化省)の指導と台北市政府文化局の協力の下で2017年に初開催されました。漫画家のサイン会のほか、台湾やマレーシアの著名作家らによるワークショップ、フォーラムなども開かれます。
松山文創園区2、3号倉庫で27日まで。26、27両日には同人誌即売会も催されます。
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