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台北国際ブックフェア、対面型中止 オンラインのみに 国内感染拡大で

  • 日付:2021-01-20
台北国際ブックフェア、対面型中止 オンラインのみに 国内感染拡大で

新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、台北市内で1月26日に開幕予定だった本の祭典「2021台北国際ブックフェア」の対面型イベントの中止が決まりました。文化部(文化省)が1月20日に発表しました。2020年12月末に始まったオンライン見本市は続行します。来場者同士の適切な距離の確保や会場内での足取り・滞在時間の把握などが難しいためだと中止の理由を説明しています。

今月に入り、北部・桃園市内の病院で院内感染が発生し、これをきっかけに病院関連の感染者が相次いで確認されていました。

同フェアの実施を請け負う台北ブックフェア基金会は1月19日、入場制限の実施や氏名登録制の導入、マスク着用の徹底などの感染防止策を講じた上で同フェアを予定通り実施する方針を示していました。しかし、主催する文化部は20日、同基金会との協議の末、参加人数の多さや会場の広さなどを考慮した上で中止を決めたと発表しました。

同フェアは昨年も新型コロナの影響で中止されていました。今年は対面とオンラインの2つの形式で並行して実施する計画で、対面型は1月26日から同31日まで台北世界貿易センター1館での開催を予定していました。出版業界向けのフォーラムは継続して実施されます。