台湾と日本の人的交流に積極的に取り組み、旭日中綬章を受章した黄天麟氏が5月19日、台北市内の病院で死去しました。李登輝政権下で国家安全会議諮問委員、陳水扁、蔡英文両政権下では総統府国策顧問を務めました。
1929年、離島・澎湖県生まれ。台湾大学経済学科を卒業後、米国に留学しました。帰国後、第一銀行に入行し、一行員から頭取、会長まで上り詰めました。
近年は、台日の文化、経済交流促進を図る民間団体「台日文化経済協会」の会長として草の根交流の促進に貢献し、2017年春の外国人叙勲で旭日中綬章を受章しました。