メインのコンテンツブロックにジャンプします

阿里山風景イラストで台湾文化をPR 駐日文化センターの新パンフ

  • 日付:2021-06-25
阿里山風景イラストで台湾文化をPR  駐日文化センターの新パンフ

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは6月25日までに、2021年度のパンフレットのデザインを公表しました。台湾の新鋭イラストレーター、Tonn Hsu(トン・スー、許彤)さんが挿絵を手掛け、景勝地の阿里山をテーマに台湾の風景を繊細なタッチで表現しました。文化センターは、パンフレットを通じて台湾の多元的な文化の魅力を日本の人々に紹介したいとしています。


台湾文化センターは2020年度のパンフレットでは台湾の漫画家・左萱さんに挿絵を依頼し、好評を博しました。今年度はスーさんを起用し、「コレクションできるポスター」をコンセプトに、台湾の文化歴史と深く関係する阿里山をテーマに選びました。スーさんは昨年、中央感染症指揮センターの陳時中指揮官の紙人形を制作し、台湾で注目を集めました。


挿絵にはマジョリカタイルや台湾原住民(先住民)ツォウ族、寺院、トロッコ列車など台湾ならではの要素が盛り込まれています。スーさんは「挿絵を担当することができ、大変光栄」と文化センターを通じてコメント。インターネットでリサーチをした際、阿里山の文化の豊かさに驚き、絵に落とし込むテーマを選ぶのが大変なほどだったということです。


文化センターは昨年、左萱さんの挿絵入りのノートやファイルなどのグッズを展開しました。今年もスーさんが描いた挿絵をデザインしたポストカードやファイルなどを制作する計画で、同センターの各種のイベントを組み合わせることで台湾の挿絵のソフトパワーを日本に紹介し、台湾のイラストレーターが日本側とコラボレーションできる機会の獲得を促せればと期待を寄せました。