南部・屏東県の潘孟安県長は10月8日、県内の屏東演武場で同日開かれた「日本の漫画家による感謝色紙展」の開会式に出席し、日本政府の台湾に対する新型コロナウイルスワクチンの供与に感謝を示しました。
イベントは県と日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会高雄事務所が共催。日本の漫画家が東日本大震災時の台湾からの支援に感謝の気持ちを込めて描いた色紙108枚のほか、18作品の複製原画、日本人イラストレーターの山代エンナさんが屏東のために制作したイラストなどを31日まで展示しています。
日本政府は今年6月から5回にわたり計約390万回分のワクチンを台湾に供与しており、潘氏はメッセージボードに「感謝日本」と書き込み、謝意を伝えました。
また多くの日本の漫画家は台湾の人々の成長に寄り添ってくれた子供時代のいい思い出だと指摘。創意工夫を凝らして台日間の友情を表現した展示に感動したと語りました。
開会式には交流協会高雄事務所の加藤英次所長も出席。日台友好関係の更なる緊密化に期待を寄せました。