台湾と日本の漫画家が互いの支援に感謝を伝えるために描き下ろしたサイン入り色紙を展示する展覧会「漫画の絆 台日色紙展」が、3月9日から東京を皮切りに始まります。これらの色紙は台湾で展示されていたもので、次は日本に渡ることになりました。岩手県での開催も予定されており、計3カ所を巡ります。
主催は台北駐日経済文化代表処台湾文化センター。日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が共催します。同センターによれば、台日双方の感謝の気持ちを日本の人々にも伝え、漫画を通じて双方の友好関係を深めたいとの思いから同協会に声をかけ、日本での開催が決まったといいます。
東日本大震災から10年となった2021年、日本人漫画家が台湾からの支援への感謝を込めて描いた色紙108点が台北で展示され、大きな反響を呼びました。展示はその後、台湾各地で行われ、22年には台湾の漫画家120人が日本からの新型コロナウイルスワクチン供与への感謝としてサイン入り色紙を描き、日本人漫画家の色紙と共に台湾で展示されました。
同展は3月9日から同19日まで東京・新宿の紀伊國屋書店新宿本店で開かれた後、4月8日から同16日まで岩手県の大槌町文化交流センターおしゃっちで、4月27日から5月31日までは東京・虎ノ門の台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開催されます。