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山口で台湾人アーティストの作品展開幕 台日の歴史的つながり題材に

  • 日付:2023-06-08
山口で台湾人アーティストの作品展開幕 台日の歴史的つながり題材に

台湾人アーティスト3人の作品を集めた展覧会が6月3日、山口県山口市の山口情報芸術センター(YCAM)で始まりました。「浪のしたにも都のさぶらふぞ」などの作品を展示しています。


「浪のしたにも~」は日本の近代化とともに産業が発展し、国際貿易港が誕生した福岡県北九州市の門司と門司港を舞台に、人形浄瑠璃とCGアニメーションを組み合わせた映像とライブパフォーマンスの作品です。台湾を拠点に活動する許家維さんと張碩尹さん、鄭先喻さんが制作しました。


3人は共同で日本統治時代の台湾における砂糖産業を起点に、台湾と日本の歴史的関係や近代化の記憶をたどるプロジェクトを進めています。展覧会はYCAM開館20周年記念事業の一環として9月3日まで開催されます。


2日に行われた関連の式典で台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の周学佑副代表は、作品を通じて山口と台湾の関係の深さを知ることができるとし、鑑賞を呼びかけました。


展覧会に協力した台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは、YCAMでは今後も台湾映画上映会や音楽公演などのイベントを行うとし、今夏は山口で台湾の息遣いを感じられるとアピールしました。