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中正紀念堂、常設展模様替え 台湾の自由、民主化の歩みを伝える

  • 日付:2022-04-15
中正紀念堂、常設展模様替え 台湾の自由、民主化の歩みを伝える

北部・台北市の中正紀念堂で4月7日から、新たな常設展の展示が始まりました。1945年から現在まで、台湾の言論の自由の歩みを軸に、事実や一次資料を通じて人権の暗黒時代から自由、民主化した道のりを伝えます。


新たな常設展のタイトルは「自由の魂vs独裁者:台湾の言論の自由の道」。中正紀念堂は蒋介石元総統を顕彰するために建設された施設で、与党・民進党の蔡英文政権は同施設の転換を目指す方針を示しています。李永得文化部長(文化相)は14日の報道資料で中正紀念堂について、権威主義を排除しながらも歴史は消さない▽独裁者に対抗した勇気を顕彰▽多様な歴史観―の3つを原則として転換を図っていく方針を示しました。


新しい常設展では、もともと展示されていた蒋氏の文物や資料については、辛亥革命や抗日戦争、国共内戦、台湾にまつわる資料など、中華民国の歴史的発展に密接に関係する文物は残しつつ、蒋氏のプライベートに関する展示は個人のカラーが強いため、原則的には取り除きました。一部はデジタルでの展示に切り替えています。


蔡総統は今年2月、国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」の関連式典で「民主主義の国家は過去の総統を権威主義的な形でしのぶべきではない」と語りました。文化部(文化省)は引き続き社会との対話を進め、共通認識を形成する方針を示しています。また、常設展を通じ、台湾の自由や民主主義、人権の価値観を市民や世界に知ってもらいたいとしています。