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「台湾茶のある暮らし」展、東京で開催

  • 日付:2023-07-20
「台湾茶のある暮らし」展、東京で開催

台湾タピオカミルクティーの店が日本の街中でも多く見られ、流行しています。こうしたトレンドを受けて、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは8月31日まで、同センターで、台湾茶文化と台湾茶器選「台湾茶のある暮らし」展を開催しています。


 この展覧会では、台湾の芸術家である張清淵さん、林貴生さん、林国信さん、許文龍さん、曽靖驍さんらの茶工芸品を展示。陶磁や木、金属加工、ガラス、銀といったさまざまな素材で作られた茶器が展示されています。また、会場には、芸術家の黄淑満さんがセッティングした茶席も設けられています。この茶席で使われている青磁の茶器は、芸術家の蘇保在さんが現代風のスタイルを取り入れて作った作品です。展示会では計65点の作品を展示しており、それぞれが素材の美しさを放っています。また、茶席の醸し出す雰囲気からは、台湾の茶工芸の伝統と革新を感じられることでしょう。


台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)は7月7日のオープニングセレモニーに出席し、次のように述べました。かつて台湾の田舎では、木陰にやかんを置いて通りすがりの人が自由にお茶を飲めるようにしていました。これは台湾人の思いやりや優しさをとてもよく表したもので、一種の無私の心を示したものでもあります。この展覧会と体験イベントを通して、皆さんが台湾の茶器の多様性に触れ、また、より多くの日本の皆さんが台湾茶のおいしさを好きになってくださると信じています。


台北駐日経済文化代表処台湾文化センターによりますと、この展覧会は関西地方の皆さんにも楽しんでいただくため、7月14日から同30日の期間、大阪市の近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店の神農生活Oolong Market茶市場にサテライト展を設け、一部の茶工芸品や茶葉セレクションを展示します。また、7月14日には、台湾文化センターで台湾茶の体験イベントを開催。専門家を講師として迎え、台湾茶を紹介し、台湾茶と茶菓子を楽しんでいただきました。こうしたイベントにより、日本の皆さんに台湾茶文化を広く知ってもらい、さらには、台湾の茶工芸産業の海外市場開拓につなげていきたいとしています。