今年創立90周年を迎えるNHK交響楽団(N響)は、東日本大震災に対する台湾からの援助に感謝を示すため、45年ぶりとなる台湾公演を6月3日、4日の2日間、台北市で開催します。
台北市内で21日に開かれた記者会見で、N響の木田幸紀理事長は、1971年以来となる台湾でのコンサート開催を光栄に思うと話し、期待する思いを明かしました。
2011年にN響のメンバーを集め、世界からの支援に感謝するコンサートを東京で開いた音楽マネジメント会社アスペン(東京都)の茂田雅美会長によると、今回の公演は、震災から5年が過ぎたのを機に、再度台湾に感謝したいとの思いから、N響自らが計画したそうです。
4日の公演には、バイオリニストの神尾真由子さんがゲスト出演し、N響とともにグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲やチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調作品35などを披露します。
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