映画「太平輪」の記者会見が3日、台北市内で行われました。ジョン・ウー（呉宇森）監督のほかに、出演者の金城武さん、ホアン・シャオミン（黄暁明）さん、ソン・ヘギョさん、ウー・フェイシャー（呉飛霞）さんも出席し、撮影現場のエピソードなどを語りました。
劇中の一幕で、金城さんは長澤まさみさんとともに高校生を演じました。全く違和感がなかったと司会者に賞賛されると、（若い役を演じるのは）気まずかったと本心を明かし、ドラマでの共演経験もある黒木瞳さんから撮影スタジオで、今回は何歳の役を演じているのか笑いながら聞かれ、答えたくなかったという逸話を披露しました。
ミステリアスに見られる金城さんですが、実際には公の場に出ることが少ないだけだと説明し、映画出演が3年ぶりとなることについても、他の作品には出ずに本作の撮影だけに一年間集中していたからだと話しました。今後仕事量が増えれば神秘的な印象も薄まるのではと語りました。
また、恋人の存在について尋ねられると、金城は「前と変わりません」と3回繰り返し、続いて小声で「シングルです」と答えると、会場から笑いが起きました。
「太平輪」は20億台湾ドル（約76億円）をかけて製作された大作映画です。1949年に起きた大型客船沈没事故を題材に3組の恋愛を描いています。前編となる「太平輪：乱世浮生」は台湾では12月5日に公開されます。