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花蓮の酒造工場跡が“和風”な観光スポットに変身

  • 日付:2014-08-18
花蓮の酒造工場跡が“和風”な観光スポットに変身

日本統治時代の1913(大正2)年から台湾東部の花蓮県内に残る酒造工場跡地を活用した文化パーク「a-zone花蓮文化創意産業園区」に先月中旬、13軒の和風木造建築と昨年冬に開幕したレストランなどが提携した宿泊施設「アンダンテ」がオープンしました。



この酒造工場は第二次世界大戦中、建物の大部分が破壊されましたが、修復工事を経て2011年に一般公開され、文化部により古跡指定を受けています。



今回新しくオープンした木造建築エリアは、日本時代には酒造工場幹部職員寮があった場所です。広さ約5290平方メートルで、建物は当時の様子を再現しました。最も大きな「月棠」と呼ばれる建物以外は、「松」「梅」「桜」「藤」「菖蒲」など日本の四季を代表する植物名が冠されています。屋内は畳敷きで、ふすまと障子があり、部屋中ヒノキの香りがあふれる和風建築です。隣接する建物とは竹製の垣根で隔てられており、静かで優雅な雰囲気を醸し出しています。



この和風建築とレストラン、花蓮文創産業園区では共同で、文化芸術、グルメ、DIY教室、サイクリングなどをを盛り込んだ1泊2日の小旅行プラン「文化クリエイティブ体験観光プラン」を9月30日まで提供しています。