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台北映画祭、開幕作に台日の父親探し「范保徳」 閉幕作は社会派「引爆点」

  • 日付:2018-05-04
台北映画祭、開幕作に台日の父親探し「范保徳」 閉幕作は社会派「引爆点」

「第20回台北映画祭」(台北電影節)が628日から714日まで台北市内で開かれます。開幕作にシアオ・ヤーチュアン(蕭雅全)監督の「范保徳」、閉幕作にはチュアン・ジンシェン(荘景シン)監督の「引爆点」が選ばれました。主催者が3日、発表しました。(シン=品の口を火に、その下に木) 

「范保徳」は、台湾と日本を跨いで展開される父親探しの旅を描く作品です。シアオ監督にとっては、「台北カフェ・ストーリー」(第36個故事)以来8年ぶりの長編フィクションとなります。マイケル・ホアン(黄仲崑)とフー・モンボー(傅孟柏)が父子を演じるほか、キャッシュ・チュアン(荘凱[員力])やウェン・チェンリン(温貞菱)、ホアン・ジェンウェイ(黄健[王韋])らも出演します。 


「この作品は私がずっと撮りたかったテーマ」とシアオ監督。父子関係においてここ数年で人生に大きな変化と発展があったといい、心の中にあったいくつかのテーマのうち、父子関係という題材が最も深く早く動いたため、自身3作目の作品が生まれたと明かしました。


「引爆点」は、抗議活動で市民が自殺したのを発端に、監察医が事件の真相解明に乗り出すという社会派サスペンスです。昨年の台北映画祭で主演男優賞を受賞したウー・カンレン(呉慷仁)と主演女優賞のアイビー・イン(尹馨)がそろって出演します。チュアン監督は同作が長編フィクションデビュー作です。シルヴィア・チャン(張艾嘉)やリャオ・チンソン(廖慶松)らがエグゼクティブプロデューサーを務めます。


映画祭の開幕に先駆け、526日には台北メトロ(MRT)の一部駅で上映イベントが開催されます。MRT松山駅では同日、終電から始発までの時間帯に長編2作品と短編1作品が夜通し上映されます。セット券の販売開始は63日。