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台湾発アカペラ国際フェス、瀬戸内で開催 台日アーティストの歌声響く

  • 日付:2019-08-11
台湾発アカペラ国際フェス、瀬戸内で開催 台日アーティストの歌声響く

アジア最大規模とされる台湾発のアカペラの祭典「ボーカルアジアフェスティバル」が9日、香川県高松市の会場で始まりました。10日には台湾と日本のアーティストによる「島と世界に捧げる歌」と題したコンサートが行われ、民謡や先住民音楽など東アジアの島々に伝わる美しいメロディーが響き渡りました。


アジアの国や地域をアカペラでつなごうと2011年に台湾で始まった同フェスの日本開催は今年が初めてです。12日まで開かれ、一部は瀬戸内海の島々を舞台に3年に一度催されるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」の一環として実施されます。


10日のコンサートには、台湾原住民(先住民)プユマ族出身の歌手、サンプーイ(桑布伊)さんや日本のアカペラグループ「TRY-TONE(トライトーン)」、三味線シンガーの木島ユタカさん、台湾原住民のメンバーで構成された「オカイ・アカペラ(欧開合唱団)」などが出演しました。交互にパフォーマンスを披露したほか、最後には台日のアーティストが協演し、フィナーレを飾りました。


瀬戸内海に面した高松を訪れ、同じく海に面している故郷の東部・台東県知本を思い出したと語るサンプーイさん。日本のアーティストと協演した最後の演目では「歌声で互いが結ばれ、皆の命の物語を共に紡ぎ出していると感じた」と語りました。木島さんは、サンプーイさんから大きな刺激を受けたと話しました。