漆工芸と地方創生をテーマにした国際フォーラムとその関連イベントが8月28日から9月4日まで、中部・南投県の台湾工芸研究発展センターで開かれます。日本や東南アジア、台湾の専門家が意見を交わすほか、展覧会やワークショップも行われます。
人口流出が深刻な地方で、工芸品を生かした地方創生の機会を探るのがねらいです。同センターの許耿修主任によれば、今回のイベントは、日本が漆器を各地の特色ある工芸品として発展させてきた経験や、異なるスタイルを持った東南アジアの漆工芸の特徴などを参考に企画されたといいます。漆工芸を専門とする宇都宮大教授の松島さくら子さんをイベントディレクターに迎えました。フォーラムは28、29日に行われ、日本と東南アジアの専門家約20人と台湾の専門家や工芸家が議論します。
展覧会(28~31日)では、国内外の漆芸家による作品114点が展示されます。ワークショップ(9月1日~4日)では、松島さんと、漆芸家の村本真吾さんが講師を務め、参加者に体験してもらいながら日本の技法を紹介します。
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