台湾の俳優ウー・ポンフォン（呉朋奉）さんが5月25日、脳卒中のため死去しました。55歳でした。ウーさんは舞台や映画、ドラマなどで幅広く活躍し、台湾映画「父の初七日」でゴールデン・ホース・アワード（金馬奨）助演男優賞を受賞するなど俳優として高く評価されていました。
ウーさんは1964年生まれ。劇団出身で、後にドラマや映画にも活躍の場を広げ、多数の作品に出演。2010年に金馬奨助演男優賞を受賞したほか、ゴールデン・ベル・アワード（金鐘奨）ミニドラマ・テレビ映画主演男優賞を2008年（当時はミニドラマ主演男優賞）と2019年の2度受賞しました。近年では、日本映画「ママ、ごはんまだ？」（2017年公開）にも出演しました。
警察によると、ウーさんは25日、北部・新北市内の自宅のベランダで心肺停止の状態で倒れているところを訪ねてきた姪に発見されました。ウーさんは一人暮らしでした。警察が駆けつけた時にはすでに死亡から数時間が経過しており、争った形跡などはなかったそうです。ウーさんのマネジャーによると、26日午後に新北市内で検視が行われ、25日未明に脳卒中で死亡したと確認されたということです。