メインのコンテンツブロックにジャンプします

台湾・新北市の水路 日本統治時代の駅舎とともに再生

  • 日付:2016-03-25
台湾・新北市の水路 日本統治時代の駅舎とともに再生

日本統治時代の1903年に開業した台湾鉄道・山佳駅(新北市)周辺の水路が、環境美化の取り組みによって再生しつつあります。以前は家庭からの汚水が流れていましたが、2年におよぶ整備工事を経て、魚やシラサギなどが見られるようになりました。現在、山佳駅でも修復工事が行われており、9月にその美しい姿が披露される予定です。


新北市政府民政局によると、水路のまわりは工業用地で、かつては雑草が生い茂っていました。簡炎輝・中山里長(町内会長)が渓流の生態系を保護しようと、排水路を新たに設置するなど水質汚染防止の措置を実施。現在のきれいな水路に生まれ変わりました。


山佳駅の修復費用は2500万台湾元(約8590万円)。駅付近に建設される公園には、観光客が記念撮影を楽しめるよう、線路や以前使われていた汽車が設置されます。