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リンカーン・センターのエドワード・ヤン特集、12月22日に開幕

  • 日付:2023-12-29
リンカーン・センターのエドワード・ヤン特集、12月22日に開幕

ニューヨークにあるリンカーン・センター映画協会が2023年12月22日から24年1月9日の日程で、特集「渇望/指望:楊徳昌影展(Desire/Expectations: The Films of Edward Yang)」を開催しています。エドワード・ヤン監督が生前に完成させた「独立時代(エドワード・ヤンの恋愛時代)」、「牯嶺街少年殺人事件」、「青梅竹馬(台北ストーリー)」などの長編8作品、短編1作品を上映。このうち、「麻将(カップルズ)」は最新の4Kレストア版がこのイベントで海外初上映されます。

 

「麻将(カップルズ)」(1996)は、「新台北3部曲」と呼ばれるヤン監督の代表作の第2作に当たり、都市・台北のポストコロニアル、グローバル化における虚無やぼうぜんを描いた作品。第1作の「独立時代(エドワード・ヤンの恋愛時代)」(1994)は、世の中が資本化にまい進する中、自由開放と称される台湾における儒教社会をコメディーによりシニカルな笑いで描きます。ヤン監督の遺作となった「一一(ヤンヤン 夏の思い出)」(2000)は3部曲の最終章で、台北の中産階級の家庭にスポットを当てています。シンプルなストーリーと調和性で、ヤン監督の最高傑作とされ、2000年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しました。

 

特集の詳細は、公式サイトをご覧ください。

 https://www.filmlinc.org/series/desire-expectations-the-films-of-edward-yang/#about