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ツァイ・ミンリャン監督の行者シリーズ第10作「無所住」、ベルリン映画祭で上映

  • 日付:2024-01-02
ツァイ・ミンリャン監督の行者シリーズ第10作「無所住」、ベルリン映画祭で上映

第74回ベルリン国際映画祭が、ベルリンスペシャル部門で上映する作品を発表。台湾で活動するツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督の新作「無所住(Abiding Nowhere)」が選ばれました。ツァイ監督の同映画祭参加は、長編「日子(Days)」がコンペティション部門にノミネートされた2020年以来。1992年に「青少年哪吒(青春神話)」で初参加してからは6度目となります。

 

「無所住」は、ツァイ監督が2012年から取り組んでいる「行者(Walker)」シリーズの第10作。米ワシントンで撮影が行われ、ワシントン記念塔やジョージタウン、ユニオン駅といった名所でロケが行われました。本作品は、スミソニアン国立アジア美術館の委託を受けて制作。同博物館の100周年を記念する重要な作品で、台湾の文化部(文化省)も多大なサポートを行っています。

 

2024年のベルリン国際映画祭は2月15日から25日の開催。ツァイ監督と俳優のリー・カンション(李康生)さん、Anong Houngheuangsyさんがベルリンを訪れ、「無所住」の世界初上映に立ち会います。