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台湾の布袋戯ドキュメンタリー「乾隆遊西湖」、ロッテルダム国際映画祭で上映

  • 日付:2024-01-12
乾隆遊西湖

ロッテルダム国際映画祭が先ごろ、2024年度の上映作品を発表し、台湾の名作ドキュメンタリー「乾隆遊西湖」がシネマ・リゲインド部門で選ばれました。台湾の伝統人形劇・布袋戯(ポテヒ)の人間国宝にもなった人形師の魅力が、欧州の映画ファンに届けられます。

 

台湾の映画やラジオ、テレビなど視聴文化資産の保存を担う国家電影及視聴文化中心(TFAI)によりますと、ロッテルダム国際映画祭のシネマ・リゲインド部門は、名作のレストアや映画文化のドキュメンタリー、映画遺産に関連するものをテーマとしており、今回は計46作品を上映。日本の社会派映画の巨匠である山本薩夫監督の「白い巨塔」も上映されます。

 

TFAIの李智仁最高経営責任者(CEO)は「乾隆遊西湖」について、劉議鴻監督が1994年に発表したドキュメンタリーで、布袋戯劇団「亦宛然掌中劇団」の名作演目を完全に記録したものだと説明。また、この劇団を創設した人間国宝である李天禄さんの貴重な映像を納めていると紹介しました。ロッテルダム国際映画祭は、2024年1月25日から2月4日の日程で開催されます。

 


(写真: TFAI)