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第31回マルディ・グラ・フィルム・フェスティバル、唯一の台湾作品「青春の反抗」が豪州初上映

  • 日付:2024-02-22
第31回マルディ・グラ・フィルム・フェスティバル、唯一の台湾作品「青春の反抗」が豪州初上映

マルディ・グラ・フィルム・フェスティバル2024(Queer Screen’s Mardi Gras Film Festival, MGFF)が2月15日に開幕。新進気鋭のスー・イーシュエン(蘇奕瑄)監督が初めて手掛けた長編「青春並不温柔(邦題:青春の反抗)」が今回、台湾作品では唯一、選ばれました。この作品は2月17日にシドニーで初上映され、その後トークショーが行われました。

 

「青春並不温柔」は2023年に公開されると、台北映画祭で受賞し、2023年の台北金馬映画祭でノミネート。2023年東京国際映画祭、2024年ロッテルダム国際映画祭でも上映されました。この作品は1994年に大学の芸術学科の学生が創作の自由を勝ち取るため、ストライキを起こした実話がベース。民主主義を手にしたばかりの90年代の台湾に観客を引き戻し、今、手にしている自由、民主主義、多様な社会の価値を思い起こさせてくれるものです。

 

マルディ・グラ・フィルム・フェスティバルは、オーストラリアで最大規模の映画祭の一つで、世界でも5本の指に入るクィア映画のプラットフォーム。今回は2月15日から2月29日の期間中、シドニーの映画館で計161本の映画を上映します。3月1日から3月11日にかけては、この中から厳選した15本がオンライン上映されます。