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アーティストの丁昶文さん、ロンドンでのレジデンスプログラムへ

  • 日付:2024-03-11
アーティストの丁昶文さん、ロンドンでのレジデンスプログラムへ

台湾の芸術人材が創作を進め、国際交流経験を積むことを後押しするため、文化部(文化省)の海外拠点の一つである駐英国代表処文化組は2020年から、ロンドンのレジデンス機関であるデルフィナ財団(Delfina Foundation)と提携。ロンドンでキュレーションや創作プロジェクトに関する研究を行う台湾のアーティストやキュレーターを公開選考しています。今年選ばれたアーティストの丁昶文(ティン・チャンウェン)さんは、4月から6月にかけて、レジデンスプログラムを実施します。

 

丁さんの作品は今までに、数多くの美術館やビエンナーレで展示されてきました。近年の代表的なものとしては、ドイツのアートセンターであるクンストラーハウス・ベタニエンに展示された2021年の「自身的重複(Repeat Itself)」、ドイツのバウハウス博物館に展示された20年の「窄間隙(Narrow Gap)」があります。また、19年に国立台湾美術館で開催された「アジア・アート・ビエンナーレ―山と海から来た異人」にも参加しています。

 

丁さんはロンドン滞在中、移民アーティストのコミュニティーと博物館所蔵品の関連を研究します。19世紀に台湾と英国の間を旅した英国の博物学者の記録を探し、グローバル環境が絶えず変化する中での島のレジリエンスの重要性を見つめ直します。