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台湾アーティストの作品、米ルービン美術館に出展

  • 日付:2024-03-28
ツァイ・チャウエイ(蔡佳葳)さん

ニューヨークのルービン美術館が設立20周年を記念した大型展「Reimagine: Himalayan Art Now」を開催。台湾のアーティストであるツァイ・チャウエイ(蔡佳葳)さんが招きに応じて、作品「両界(The Womb & The Diamond)」と「五空行母系列(Five Sky Dancers Series)」を出展しています。会期は10月6日まで。

 

「Reimagine: Himalayan Art Now」は地球規模の問題に注目した展覧会で、アーティストたちは伝統と現代を融合し、個人の変化を再認識。美術館の収蔵品との対話を通して、伝統的なヒマラヤ芸術のテーマやシンボル、ナラティブを再構築しています。

 

ツァイ・チャウエイさんの作品「両界」は、千以上のガラスと鏡で構成された大型作品で、日本の高野山で見た真言宗のまんだらにインスピレーションを受けたものです。また、「五空行母系列」は、中央アジアから東アジアに伝わった鉱物顔料で制作したもので、渦の中にチベット語の呪文が書かれています。

 

蔡佳葳さんは仏教に関係したものを多く創作しており、絵画や映像、マルチメディア、パフォーマンスアートなど、多様な手法で表現しています。近年は国際的にも活躍しており、パリ、ロンドン、東京、シンガポールで個展を開催しました。