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バンクーバーでエドワード・ヤン監督の回顧展

  • 日付:2024-04-08
バンクーバーでエドワード・ヤン監督の回顧展

カナダ・バンクーバーの映画館「The Cinematheque」で3月28日から4月29日の期間、エドワード・ヤン(楊徳昌)監督の回顧展「Are You Lonesome Tonight? The Films of Edward Yang」が開催されています。この回顧展では、エドワード・ヤン監督の代表作7本を代わる代わる上映。上映されているのは、「独立時代(エドワード・ヤンの恋愛時代)」、「海灘的一天(海辺の一日)」、「青梅竹馬(台北ストーリー)」、「恐怖份子」、「牯嶺街少年殺人事件」、「麻将(カップルズ)」、「一一(ヤンヤン 夏の思い出)」。エドワード・ヤン監督のストーリーとレンズを通して、映画ファンの皆さんに台湾の風土と人情をさらに知ってもらえるでしょう。

 

カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)で東アジアの映画を研究する胡婉慧(Helena Wu)アシスタント・プロフェッサーは、「エドワード・ヤン監督は台湾ニューシネマの代表的な監督で、彼が当時、映画で表現した社会と人間性は、現在でも共通するものがある。バンクーバーの観客の皆さんが、エドワード・ヤン監督の映画により、台湾の土地と人々をより知ることになると信じている」と述べています。

 

エドワード・ヤン監督は上海生まれ、台北育ち。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したほか、台湾版アカデミー賞といわれるゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)では生涯功労賞を受賞。さらには、全米映画批評家協会賞作品賞を受賞するなど、内外の主要映画祭で評価されました。2007年6月、59歳で逝去しました。