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台湾人芸術家の映像作品、六本木で展示 観客を魅了

  • 日付:2023-05-31
台湾人芸術家の映像作品、六本木で展示

アートの祭典「六本木アートナイト2023」が5月27日、東京・六本木で開幕し、台湾の現代アーティスト、チャン・シュージャン(張徐展)さんの映像作品「熱帯複眼」(Compound Eyes of Tropical)が展示されました。映像が映し出されたスクリーンの前には多くの人が足を止め、作品に見入っていました。


チャンさんの参加は、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと森美術館の協力によって実現しました。出品した「熱帯複眼」は、台湾の伝統的な祭りばやし「芸陣」や東南アジアに伝わる民話などの要素を取り入れた作品で、台湾の映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)で短編アニメーション作品賞を受賞しました。映像は六本木ヒルズのノースタワー前で上映されました。


実家が紙工芸店を営むチャンさん。同作は紙で作った人形をこま撮りする手法を採用しました。鑑賞した女性は、人形が紙で作られていることに驚きを示し、作品にさまざまな工夫がちりばめられていて感動したと話しました。


同イベントは2009年に初めて開催され、今年は4年ぶりにオールナイトでの開催となりました。28日まで。