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国立台湾交響楽団、日本の音楽ファンに台湾を聴かせる

  • 日付:2023-11-10
国立台湾交響楽団

国立台湾交響楽団(NTSO)が10月14日、日本ツアーのため出発しました。16日は東京オペラシティで、19日には大阪のザ・シンフォニーホールでコンサートを行いました。

 

今回の東京と大阪でのコンサートは、NTSOにとって初の来日公演。NTSOの劉玄詠団長は、今回、台湾の新世代で大きな注目を集めるバイオリニストのユーチン・ツェン(曽宇謙)氏をソリストに迎え、日本の皆さんに台湾のクラシック音楽の実力をお見せしたいと意気込みを語りました。また、指揮者には、2010年の第3回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝したアイナルス・ルビキス氏を招き、NTSOの楽団員80人編成で演奏すると説明。曲目は、グリンカ作曲の歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキー作曲の「バイオリン協奏曲」、チャン・チンシャン(張菁珊)編曲の台湾民謡「音楽百年」組曲です。

 

コンサートに先立って、NTSOは東京音楽大学の学長で作曲家の野平一郎氏、東京フィルハーモニー交響楽団の石丸恭一楽団長を表敬訪問。月刊誌「音楽の友」の取材も受けました。また、作曲家の野平氏には来年、客家の要素を取り入れた客家音楽会のための創作も依頼しました。劉団長は、この訪問では日本で最も影響力のある音楽機関と素晴らしい交流ができたと述べています。