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台湾武侠アクション映画祭、オクラホマシティー美術館で開催

  • 日付:2024-01-26
「刺客聶隠娘(邦題:黒衣の刺客)」

オクラホマシティー美術館およびフィルム・ソサイエティーと文化部(文化省)の海外拠点の一つである駐ヒューストン台北経済文化弁事処台湾書院の協力により、2023年11月2日から5日の期間、「舞剣:胡金銓的侠女美学( Blades & Ballet: King Hu and the Heroines of Wuxia)」と題する台湾の武侠アクション映画祭が開催されました。2日は、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「刺客聶隠娘(邦題:黒衣の刺客)」がオープニング作品として、美術館の代表的な場であるシアターで上映されました。

 

今回の映画祭では7作品を上映。キン・フー(胡金銓)監督の作品は、「龍門客桟(邦題:残酷ドラゴン 血斗竜門の宿)」「侠女」「迎春閣之風波」のほか、台湾の視聴文化資産の保存を担う国家電影及視聴文化中心(TFAI)が2年近くかけて修復した長編「空山霊雨」が上映されました。このほか、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督が、キン・フー監督の「龍門客桟」に敬意を込めた「不散(邦題:楽日)」や、国際的名匠であるアン・リー(李安)監督の「臥虎蔵龍(邦題:グリーン・デスティニー)」も上映されました。

 

米オクラホマ州の映画文化は近年、大変な発展を遂げており、最も映画制作の潜在力があるとみられている州。オクラホマシティー美術館は各国の映画美学を重視し、広めており、館内の著名な劇場Samuel Roberts Noble Theaterでは、各国の映画作品や自主映画、ドキュメンタリー、名作映画を中心に上映しています。