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台湾漫画が仏アングレーム国際漫画祭に出展、欧州の読者と位置付けをつかむ

  • 日付:2024-02-02
台湾漫画が仏アングレーム国際漫画祭に出展

フランスで毎年開催される第51回アングレーム国際漫画祭が1月25日に開幕しました。台湾パビリオンでは同日、オープニングイベントを開催。文化内容策進院(台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー、TAICCA)は今年、台湾の出版社である大塊文化出版との協力で、7人の漫画家を擁して参加しました。

 

欧州で最大かつ最も歴史のある国際漫画イベントであるアングレーム国際漫画祭は、台湾の漫画作品が欧州市場を開拓するに当たってまず出展する場となってきました。また、台湾の漫画家が国際的に知名度を上げる重要な舞台でもあります。

 

オープニングイベントで駐フランス台北代表処(フランスにおける中華民国大使館に相当)の呉志中代表(大使に相当)は、漫画は若い世代にとって重要なコミュニケーションの架け橋であり、漫画を通して台湾を理解してもらえると述べました。また、台湾漫画の特色の一つは、オープンなことだと指摘。「台湾漫画は、台湾の自由民主の重要な象徴でもある」と述べました。

 

文化内容策進院の代表者は、欧米市場では近年、アジアの漫画に対するニーズが高まっており、台湾の多くの作品がフランスやイタリアといった欧州諸国にライセンス供与され、売れ行きは好調だと説明。「今年もフランスの出版社が台湾の作者を招いてサイン会を開いており、フランスでも台湾漫画が知られてきていることを示している」と説明しました。