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台湾のアーティスト蘇匯宇さん、初の長編が独トランスメディアーレで上映

  • 日付:2024-02-19
台湾のアーティスト蘇匯宇さん、初の長編が独トランスメディアーレで上映

2024トランスメディアーレが2月1日、ベルリンで開幕し、3日間にわたってシンポジウムや展覧会、映像作品の上映、音楽演奏が行われました。今年は文化部(文化省)の海外拠点の一つ、駐ドイツ代表処文化組と同イベント主催者の協力により、ニューメディアアーティストの蘇匯宇(スー・ホイユー)さんの初の長編作品「未来的衝撃―永恒的消逝(Future Shock–The End of Eternity)」を2月3日に上映。現代デジタルアートが発展した台湾の視点を世界に示しました。

 

「未来的衝撃―永恒的消逝」は、蘇さんが常に用いる「リ・シューティング(re-shooting)」と呼ばれる技法によるもので、彼が2019年に制作した同名の短編の「補足説明」という位置付け。映像、実験、シナリオ、ドキュメントといった枠組みを打ち破り、斬新なカメラワークで、台湾人が追求する現代と渇望する未来の集合的記憶を紡いでいます。この作品は、2023年の台北金馬映画祭で初上映され、大変話題になりました。

 

トランスメディアーレは、ドイツ・ベルリンの「世界文化の家」で毎年開催されるデジタルアートのフェスティバルで、デジタルアーティストの国際的な交流プラットフォームとして代表的なものです。また、ベルリン国際映画祭で受賞とはならなかったものの優れた作品が披露される重要な場にもなっています。