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東京・恵比寿映像祭、台湾からも参加 短編の上映や写真の展示

  • 日付:2024-02-26
東京・恵比寿映像祭、台湾からも参加 短編の上映や写真の展示

東京・恵比寿の東京都写真美術館などで2月2日から18日まで、「恵比寿映像祭2024」が開かれました。台湾の映像作家12人の計14作品を上映する「台湾短編映像芸術の今」など台湾関連プログラムが組まれ、台湾における映像表現の現状を世界に発信しました。

 

「台湾短編映像芸術の今」ではベネチア・ビエンナーレ2024台湾館に選出された映像作家ユェン・グァンミン(袁広鳴)さんと台北在住のアートライターで台湾現代美術を研究する岩切澪さんがゲストプログラマーを務めました。ユェンさんを含む台湾の中堅・若手アーティストらの作品を上映し、台湾における現代都市の日常や人々の置かれた社会、政治状況などを浮かび上がらせました。10日、14日、18日の3回上映し、アフタートークも実施されました。

 

台湾関連では、写真の展示やシンポジウムなども行われました。写真の展示では、写真家のゾゥ・チンフォエ(周慶輝)さんが手掛けたシリーズ作品「人的荘園Animal Farm」から「人的荘園No.02」が出品されました。コンビニエンスストアをコンセプトに、現代社会における大量生産がもたらした「ファストフード文化」と「物象化」に焦点が当てられていました。

 

今年の同映像祭は「月へ行く30の方法/30 Ways to Go to the Moon」をテーマにし、東京都や東京都写真美術館などが主催。文化部(文化省)や台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが助成しました。