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台湾の映画祭「南方影展」、カナダに初上陸

  • 日付:2024-04-15
台湾の映画祭「南方影展」、カナダに初上陸

台湾の映画祭「南方影展(South Taiwan Film Festival)」が初めて、招待を受けてカナダの「Asian Independent Cinema Showcase」に参加。南方影展で受賞した短編3作品が3月22日、上映されました。南方影展のアートディレクターと3作品の監督は上映会後のトークセッションで、南方影展がカナダに上陸し、多くの人に台湾社会の多様性を見てもらえることは光栄だと述べました。

 

上映された短編作品は、「入世(There)」、「鉄樹開了花(The Darkest Night)」、「夜更(Night is Young)」の3作品。監督はそれぞれ、台湾、マレーシア、香港の出身です。

 

「入世」は、インドネシアから介護職として働きに来ている女性が台湾の葬儀に参列するストーリー。呉郁芬監督の故郷で実際にあった話を描いています。

 

「鉄樹開了花」は、子供の視点から、マレーシアのマレー語化政策の下で起こる中国語小学校閉鎖の危機を考えます。

 

「夜更」は、香港で民主化デモが行われていた時期、タクシードライバーが、女子学生と社会運動反対派の客をデモが行われている現場まで相次ぎ乗せる様子を描きます。

 

 受賞作であるこれら短編3作品は、中国語、台湾語、広東語、マレー語、インドネシア語で、アジア各地の弱い立場の人々の物語を描き、また、希望と故郷の可能性を模索しています。