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ボローニャ国際児童図書展に台湾パビリオン出展、海外の出版人らも参観

  • 日付:2024-04-17
ボローニャ国際児童図書展に台湾パビリオン出展、海外の出版人らも参観

児童書専門の世界的な見本市である第61回ボローニャ国際児童図書展が、イタリアのボローニャで4月8日から4月11日まで開催されました。同見本市には、100カ国・地域から1500社が出展。台湾パビリオンは、キュレーターを務めたアーティストでイラストレーターの鄒駿昇(ページ・チュー)さんが設計し、周囲を海に囲まれた台湾を物語の島に見立てたデザインで出展。300冊近い書籍が台湾の多様な景色として彩り、非常に目を引くものとなりました。

 

優れた書籍に贈られるボローニャ・ラガッツィ賞では、毎年設定される「特別カテゴリー」として、今年は「The Sea」が設けられました。計298冊展示した台湾パビリオンでは、「テーマエリア」をこれに合わせたテーマ「海洋」とし、関連する台湾の出版作品38冊を展示。台湾にとっての海の重要性を示しました。

 

駐イタリア代表処の蔡允中代表(大使に相当)は、同見本市を複数回参観し、イラストの力は文字も国境も超えると指摘。現在、アジア的な要素が広まっており、台湾は創造性にも文字にも特色があり、こうしたことが国際的な強みになっていると述べました。