メインのコンテンツブロックにジャンプします

客家文学をPR 高橋真麻さんが「振興大使」就任 台日融合の着物姿披露

  • 日付:2019-01-02
客家文学をPR 高橋真麻さんが「振興大使」就任 台日融合の着物姿披露

客家人作家の日本語訳作品をPRする記者会見が20181215日、東京都内で開かれ、フリーアナウンサーの高橋真麻さんが「客家文化振興大使」に任命されました。高橋さんは客家を象徴するアブラギリをデザインした手描友禅の着物姿を披露。出版された書籍に収録されている詩を感情豊かに朗読すると、「読んだ人それぞれが情景や心情を想像できる素敵な作品」と客家文学の魅力を紹介しました。

 

客家は台湾のエスニックグループの一つで、人口の約2割を占めます。台湾の客家文化の普及に取り組む客家委員会は日本の人々に客家文学を知ってもらおうと、代表的な客家人作家5人の作品を日本語に翻訳するプロジェクトを推進。今年6月から7月にかけて5冊が日本で出版されました。記者会見には5人の作家のうち利玉芳さんと甘耀明さんが出席しました。同委の范佐銘副主任委員によれば、作家を同行して海外でPRを行うのは日本が初めてということです。

 

高橋さんは台湾にこれまで20回ほど足を運んだことがあるほどの台湾好き。ですが、客家の地域を訪れたことはないそうです。利さんと甘さんからお薦めの客家グルメとして、ピーナッツやごまなどをまぶして食べる「客家もち」やきしめんに似た「[米反]條」を紹介されると「客家文化にふれる楽しみができた」と興味をのぞかせていました。

 

5冊の作品については「日本とは目線が違う文学作品。日本の人々にも楽しんでもらえるんじゃないか」と太鼓判を押しました。